宇治通い

→宇治にまた行った。
 弟が平等院に行きたいと言っていたから
 みんな行きたくなってしまって、家族4人で行った。
 平等院の係の人たちは、
 みんなテキパキしっかりした中年女性の方ばかりで、
 ものすごいタイヤの大きな四輪駆動車みたいな車椅子を私たちに貸してくれた。
 それがあんまり大げさなもんだから、
 なんだかおかしくて楽しくなってしまった。
 


→お父さんの足の具合が悪くなって
 行けない所も増えて哀しい気持ちになりそうだったけど、
 快く対応してくれる人達にばかりご縁があった今回は、
 逆にのんびりゆっくりを楽しんで過ごせた。
 京都人は底意地が悪いなんて普段思っていた私だから反省する。
 流石、観光大国。奥が深いんだ、この街は。
 一日ひとつ。それで充分。



→宇治が好きで何度も行ってしまう、という人の気持ちが分かる。
 京都市内よりのんびりしているし、
 パリのシテ島みたいな浮き島を浮かべる、宇治川のほとりが気持ちいい。
 見所は平等院しかないのでは?という気もするけれど、
 平等院なら、そのためだけに行く価値がある。
 ただし、歩き疲れた後の抹茶ソフトクリーム250円と
 宇治川沿いの木陰の涼やかさをセットにしたいから、
 あたたかい季節の時がきっといい。
 中村藤吉もいいけれど、
 実は道ばたで食べるソフトクリームの方が好き。