マン シエールのおっちゃん

初めて告白しました。
「ここの食パンが、一番好きなんです。」



2年間通い続けたご近所パン屋さんマンシエール。
しっとりもちふわっとした生地に
かっしり堅いパンの耳。
いまどきの山食でも
コックさん帽子型でもなく
無骨に四角い普通の食パン。


食パンを買って帰ると
すぐに食べたくて
焼かずに ぱくっ と食べてしまったこと数えきれず。
焼かずとも美味しい、
焼いても美味しい。
翌朝に焼網で焼いて食べると思うと
眠る前から嬉しくなるくらい好きなのです。
夫婦揃って。


雑誌に載るようなパン屋さんじゃなくて
本当に普通の普通の
近所によくあるパン屋さんの佇まい。
でもやっぱり、作ってる人、
「普通」の人じゃなかったんだなあ。



流行ってたり売れてたりする食パンを真似ても仕方ない
自分は自分のパンをつくりたい
いろんなパン屋があっていいじゃないか
競争とかじゃなくて
そうしたら戦争も起こらないじゃないか
って、そう思ってるんですよ〜


だって。
おっちゃん。。。
どっからどうみても「おっちゃん」な佇まいのその人は、
きっとただ者じゃあありません。


いつもは淡々ともの静かなおねえさんやお母さんが
お店番のマンシエールさん。
ご家族で、静かに、淡々と、
朝は7時から
夜は9時まで、
定休日は日曜日だけ。
(いったいいつ寝てるんですか。。。)




みんなに食べて欲しい!
とお知らせるような類いのパンではないかもしれません。
わざわざ買いに行ったりするのも
なんか違う気がする。


ただ私は、
ここに住んで良かったなあ、
マンシェールさんに会えて良かったなあ、と思う。


もういくつ寝るとお引っ越し。
マンシエールのパンを食べる朝がなくなってしまうんだと思うと、
本当に淋しい。



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追記


なんとなんと、今気づいてしまいました、
ホームページがありますよマンシエールさん。
やはりただのパン屋じゃあありません。。。。
オードブルのこのサンドイッチ、た、食べたい!!


わたしは知っています、
このサンドイッチが
高い方の国内麦食パンで作られていることを。。。
どこにも書いてないけど、
お店の人のこだわりできっとそうしてるんだということを。。。


マンシエールさん
恐るべしっ