賞味期限切れ処分  

風がなくて空気が止まっていて、曇っていたのに暑かった。
洗濯物は時々照りつけられて、風がなくてもほどほどに乾いた。
クーラーのない夏が今年もやってくるんだと思った。
クーラーのある会社も、今年はないんだと思った。

久しぶりの暑さに、ぼーっとした昼。
でもまだ夏ではないから、気がついた時には、真昼の暑さは抜けていて、
のろのろとお風呂場を掃除する。
台所の、普段あまり開けない棚を整理する。
缶詰と乾物と調味料、使わないのに買い込んだ春雨やビーフン。
捨てたい気持ちと、賞味期限切れは大体一致していて、
反省しつつも気持ちよく捨てる。
楽しい事や情報をいっぱい取り込んだ翌日だからなのか、
今日は捨てる日。
明日がゴミの日で良かった。
《冬の朝食の風景。いつもトースト、はちみつと、ゆで卵。》