菜食促進委員会の次の日

からだ中のウロコが
ばさばさとれたみたいな日だった。


思うこと、
感じることを
そのまま口に出すことが
こわくなかった。


こんなこと言ったら変かなとか
こう思われるかなとか


そういうことから解放されて
たくさんの人の前でしゃべったのは、
本当に久しぶりだったように思う。
(ヨガの時間を除いて、だけれど)


菜食促進委員会が始まって、
そこで起こった出来事に、広がりに、
すっかり心奪われ、
地面から5センチくらい浮いたまま
家に帰った。
それからともよと話し、ご飯を食べ、
どんなに(ともよが)頑張り続けても片付かない
引越後の家の中、
洗濯物の山を尻目に
わたしたちは喧嘩をし、
こちらはふて寝を決め込んだ。



外もまだ暗い朝の五時くらいに
泣きながら目が覚めて、




  「どれだけ日常に
   還元できるかなんだ」




と考えながら
しばらくぼーっとして


スペースのない新しい家をうろうろしたあと、
久しぶりに太陽礼拝を3回だけした。
朝ご飯を用意して洗濯して庭の植物に水やりして
昨日は本当にごめんなさいと言って
仲直りをした。