かもがわの秋

今日は天気が良くて
気持ちのいい一日だった。
夕方わたしはワンドロップさんに、
ともよも用事を済ませにバイクに乗ってから
どちらの行き先も今日はお休みだと気付いて
行き先が鴨川になった。


北山通のコムトゥジュールで
食べてみたかった
パンオショコラを買って
ともよはバナナのシブーストを買って
川べりへ行った。


金木犀はあまり香らず
木に花をたくさんつけていたけど
もう大分地面の下にも花が落ちていた。
沈む一歩手前の太陽は
まっすぐわたしたちの前に日差しを降り注いでいて
顔を向けていられない程で、
川や草が黄金色。
かもがわ全体が黄金色だった。


わたしたちは階段の段に座って
コンビニのペットボトルコーヒーを飲んでから
パンとケーキを食べた。
ものすごい期待程に美味しいというのではなくて
まっとうに、ちゃんと美味しいという印象。
次にものすごくケーキが食べたい衝動が訪れた日は
是非ここに買いに行きたいなと思うし
そのときはちゃんと家で珈琲を入れてから
水筒に詰めてきたいなと思った。


今日は何が書きたかったかというと、
その川辺でともよが読んでくれた本がとても面白くて
2人でぷぷぷと笑いながら過ごしたのが楽しかったという話で、
その他愛のない時間がなんだか
かけがえのない、
とてつもなく大切な時間だったような気がして
こういうことは覚えておこうと思って
久しぶりにここ(ブログ)へ来た。


昨日のHibi Fuuのがま口づくりワークショップは素晴らしく
集中して発見もあって楽しい時間だったし
Planeta Organica の展示会も
想像をはるかに超える手間ひまかけて作られた布や寝具を
直に手に触れて過ごすことのできる素敵な催しで
強く心に残っている。
日記を書かない間にも
楽しくて素敵なことはたくさんあって
でも今は、何をどう日記に書いていいか
分からない時期みたいだ。


自分にとって
ホッとする場所であったらいいと思ってブログを始めた。
離れた場所に住む家族や友人への
手紙のような役割もある。
何かを自慢するための場所にならないように
弱ったときの自分をさらけ出すだけの場所にならないように
また少しずつ、始められる時を待とうと思っている。