米食う虫

玄米の中に小さな小さな、
小指の爪の先くらいの芋虫のようなのがいて
ゾっとして見ないふりして蓋をしておいたら
つぎに蓋をあけたときは羽の生えたのが米からこちらに飛び出して来た

芋虫みたいのは、「こうぞ虫」というのだそうです
そのままお米を洗えば、浮いて出てくるので取り除いたらいいらしい
食べても害はないらしい



でもね
でもさ


免疫ないからこわいです。
太陽の光の下にお米を広げておくと
熱が苦手なこうぞ虫はお米から出て行くということだったので
やってみました。


あ、いる、一匹、二匹、あ、5匹、あ、
あ、あ、あ、 。。。。


顔を見合わせるわたしたち。


「こんなにいたんですか?」


玄米の上を右往左往うごめく虫、虫、虫の数。
みな必死、大運動会、
新聞のはしっこめがけてもぞもぞしている。
はじっこまで行って、紙の裏側にまわって、日陰に入って、ホッとしている。


ごめんなさい
わたしたち、そのお米食べれませんでした。
食べるために干したけど
駄目だった。
気持ち悪くなっちゃった。



無農薬か減農薬かの、美味しい玄米だったのに。


ごめんなさい
ごめんなさい



唐辛子より、ハーブより、
「米唐番」が、効くそうです。
スーパーに売っているエセ唐辛子みたいなやつです。
炭もよく洗って干してから入れました。
米びつはしょっちゅう洗うようにします。
もうしません。
しないように、出来るだけの努力をしたいです。



先週の、暑い暑い日の出来事でした。



《逗子の駅前、農協野菜売り場のような所の、一本木。》