神様米に会いに行く

昨日、岐阜県養老町へ行って来ました。
バスをチャーターして、
14人貸切で、
北区を朝7時半に出発して、
丸一日使って、
何をしに?



神様米に、会いに。

写真のバケツに育った稲穂達が
「神様米」です。
かみさままい、と呼んでいます。
神様が置いて行かれたお米です。
???と思う人がたくさんいると思います。
でも今その説明をできないし、
わたしにだってよく分かっていません。
でも確かなことは
ある日突然、ある人の家に、
10粒+2粒ー1粒=11粒のお米が、
落ちていたということだけ。
もみ殻のついた、生きているお米が、
ある日、突然。



その11粒の一粒ずつがバケツに一つずつ植えられて、
岐阜県養老町、山田さんというプロの農家さんの元で
すくすくと育っているのです。
根を張り、芽を出し、分けつして増えて
何百?何千の生きたお米となっている様を
わたしたちは見に行ったのでした。

たった一粒から
こんなにたくさんのお米が生まれるなんて
こんなに立派な稲穂が
たった一粒から生まれてくるなんて
知らなかった。


バスの中で食べたおむすびのことを考えていました。
あのおむすびの中に一体何粒のお米があったろう?
あのおむすびの中の一粒一粒全てがこうして稲穂となったら
一体どれだけのお米になるんだろう?


わたしたちが食べているものは
一体
なんなんだ。
なんということだろう?
一体どれだけのエネルギーを
生命力を
わたしたちは毎日 毎日 
口にしているんだろう?





兼業農家さんが抱えている苦労、
国の政策、農協の存在、
稲作に必要なたくさんの大型機械、
広々とした田んぼ、
何か突き抜けたような清々しさ
そこに吹く風
強い日差し
真っ黒に日焼けしたおっきい山田さん
小柄で優しい奥様
可愛いお孫ちゃんファミリー
みんなで行った谷汲山の色と音
柔らかい光
かいだんの中の
本当の暗闇
みんなの作ったお弁当の味と
途切れなく続いた上門前の家での会話・・・


諸々が波のように押し寄せて
何も言葉にできる気がしなかったけど
なんとか何かを書かなくちゃと思って
今パソコンの前にいます。
祭りの後、生理も二日目、
結局まんじりと家の中に固まって過ごした休日。
もういっそ、早く寝なくっちゃ。


明日からまた、一日一日が始まる。
あったりまえだけど。